お水の話

皆さんもご存知のように、私たちの身体の約80%は水分です。水分の補給は健康な身体を維持するのには欠かせないメインテナンスです。しかし私のク リニック出会った人達のほとんどは"水が身体に必要なものだ"ということを知りませんでした。  あるいは、知っていても"水分"というものを勘違いして摂取している人達も沢山いました。私がよくするクライアントとの会話です。

ケース1
私: 「お水は一日にどれくらい飲まれますか?」
クライアント: 「結構、たくさん飲んでいます。」
私: 「コップで何杯くらいかしら?」
クライアント: 「えっ〜と、コーヒーが三杯に、紅茶が…」  
私: 「えっ?ちょっと待って……」
ケース2
私: 「お水は一日にどれくらい飲まれますか?」
クライアント: 「水って飲まなきゃいけませんか?喉が渇かないから…お水を飲むとすぐトイレに行きたくなるから、面倒くさくって…」
私: 「えっ?ちょっとそれおかしくな〜い?」

「はい!そこまで」ということで、私のクライアントはここから私の長〜い「水の話」を聞くことになります。まず、水を摂取しないとどうなるでしょう か?身体の新陳代謝が悪くなって来ます。食物や大気から身体に侵入してくる「毒物」は身体の外に排出されなければいけません。排便、排尿、発汗という形で 私たちの身体は自然の摂理に従って「不要物」を体外に押し出します。それらの生理的な働きを促すのに必要なものの一つに水分があります。身体中を旅して疲 れた血液は腎臓で処理されて、再生不能の血液は尿になります。

「水を飲むとすぐにトイレに行きたくなるから、外出している時はなるべく水を飲まないようにしています」という人がいます。「何故、水を飲むとトイ レにすぐ行きたくなるのか?」というと腎臓が働き出すからです。それはそれだけ体内が汚いということにもなります。簡単に言えば、ポンプの水のように水を 補給された身体はその水の勢いを借りて、不必要なものを外に出すのです.水を吸収しなければ排出が出来ません。呼吸は「吐いてから吸う」と言うことに対し て、この体内の掃除には「吸収してから排出する」のです。 その体内の掃除に水は欠かせません。

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しかし、飲み水にも困るほどの水不足の時には(普通は)誰も車を洗ったりしません。身体も同じ事が言えます。体内の80%が水分である私たちの身体 は生命を維持する為に体内にある水分のレベルのバランスを自然に整えようとします。しかし、その体内に生命を維持するだけの水分しか無かったら節水という ことで水分が体内に出て行くことをコントロールし出します。水分不足で掃除のされない体内には「毒」が残るために倦怠感、頭痛、腰痛、不眠症などの症状が 出るでしょう。

体格や体質によっても異なりますが、「一日にコップ7〜8杯を摂取して下さい」とアドバイスしています。もちろん、それを聞いたクライアントのリア クションは「えっ〜そんなに飲めません。水って美味しくないし、それにお水を飲むと腹部が張った感じがするんです」という方がほとんどです。しかし、それ でも騙されたと思って1〜2週間は頑張ってもらいたいのです。そうすると身体の中で「何か」が変わってきたことに気が付くでしょう。

便秘が治った、肩凝りが軽くなった(無くなった)、不眠症が治った、身体や気分が軽いなどです。そのうちに、15分おきにトイレにダッシュで行って いたのが、30分、1時間、2時間というように、その間隔が徐々に長くなって行くことに気が付くでしょう。そして「喉が渇いた」という自然な感覚が無かっ た人は、その感覚が身体に蘇って来ます。エアコンのきいたオフィスで働く人達は特にその感覚が鈍ってしまいやすいでしょう。

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喉が渇かないから自分の身体は水分を必要としないと思っている人も多いのです。食物が必要になると空腹を感じるのだから、水分が必要なら喉の渇きを 感じるはずだと考えるのは正しいのですが、それは健康な身体の反応です。現代人のようにいろいろな形でストレスを受けている身体はそのように正しく機能す るとは限りません。ほとんどの場合はその人の腎臓が弱っていて脳に「水が必要!」というメッセージを送ることが出来ないのです。自分の身体の要求が分から なくなってしまっているのです。自分の要求はいつも後回しにして、他の事にエネルギーを多く使っていれば、いるほどに自分の身体とのコミュニケーションが ハードになるでしょう。

倦怠感、無気力感、腰痛、便秘/下痢(気味)、肩凝り、偏頭痛、鼻炎等で悩んでいたクライアントの方たちは、この水を飲むという最も簡単で最も重要 な事を続けただけで薬品を使わずにそれらの慢性的な症状から解放されました。しかし、水が良いからと言っても飲み過ぎはいけません。何でもほどほどにバラ ンス良くですが、そのバランスを見つけるのが大変なのですよね。しかし、私たちは人生で様々なシチュエーションからそのバランスを習っているのです。大切 な精神(魂)の乗り物である身体を健康的に維持するための一つである「水のバランス」を保つのは大切なことだと思いませんか?

*個人の体質や体調によっては水をあまり取らない方が良いこともあるので、疑問がある場合は信頼のおけるプロフェッショナルの意見を聞いて下さい。 あるいは私にご連絡下さい。

一日にコップ7〜8杯(体型、体質、体調により多少変わる)が必要です。
しかし、8杯が全て「水」である必要はありません。100%の野菜/フルールジュースやお茶は水分として数に入れても良いものです。もちろん、お茶はハー ヴティーも含みます。そしてその補給の半分以上はできれば「水」であると良いでしょう。水にレモン汁を落としたり、100%のジュースを70%の水で割っ たりすると飲みやすくなります。これらのものを水分といいます。水分補給量計算でプラスコップ1杯になるものです。スープも水気の多いものはプラスに入れ ることができます。果汁?%入りジュースという飲み物もちゃんと成分表示をチェックして下さい。果物の名前があっても砂糖、甘味料、香料、保存料、着色料 等がたくさん表示されているものはなるべく避けて下さい。

出来れば質の良い浄水器を購入することをお勧めします。水道の水なら最低 でも沸騰させてから飲んで下さい。ペットボトルの水自体は問題が無いと思うのですが、プラスティック製容器からの毒物のことを考えると…答えは少し難 しいです。水道に使われている毒物とペットボトルからの毒物とどちらの方が身体に対する害が少ないのか私には今のところ分かりません。

摂取したらマイナスコップ1杯になるものは、コーヒー、紅茶、コーラのよ うな炭酸飲料水、アルコール、煙草、ドラッグ、風邪薬や頭痛薬など大半の薬品類です。やはりそれらの濃度が高ければ高いほどに体内で変化して水分補給どこ ろか、身体を脱水症状に追いやっていく悪い作用が高まります。これらの1杯/1本/1錠を摂取するたびにマイナスコップ1杯と簡単に数えても良いですが、 アルコール度/ニコチン度が増せばその分だけ体内の脱水症状が重くなるということを考慮し、1杯/1本が必ずしもマイナス1杯ではなくマイナス2〜3杯と なるということを覚えておいて下さい。この計算法はあくまでも目安です。一ヵ月ぐらいで自分の必要な水分の量が分かってくるでしょう。

煙草、アルコール、ジャンクフードそして精神的ストレスから現代人の胃は とても弱っています。その上、食物も良く噛まずに水で流し込んで終わりという10分の昼食をしている人は胃腸薬が食事の代わりになっていませんか?   
胃が弱いと思われる方は食事中と食事の前後30分はなるべく水は控えてください。 水が胃液を薄めてしまいます。飲むならば常温の水をゆっくりと噛むように飲んでください。あるいはフルーツや野菜ジュース、お茶、ハーヴティー、スープ等 で工夫して下さい。

水が身体に良いからと毎日2〜3リットルの水を飲んで身体のバランスを崩 した人が時々います。過ぎるのはよくありません。胃腸の調子を崩し、腎臓もオーバーワークで働かなくなるでしょう。

☆ 氷水のように冷たい飲み物は飲まないで下さい。あなたが氷水のプールに飛び込んだ時のことを想像してみて下さい。筋肉性の胃はショックでフリーズしてしま います。室温、もしくはほんの少し温かいものが胃には優しいです。まずい水は冷やすととても美味しく感じます。レストランでは「アイス無しの水」を注文す ることをお勧めします。

朝、目が覚めたら一番でコップ1杯の水を飲みましょう。寝ている間に発汗 しているので、この朝の1杯は良い一日のスタートの仕方でしょう。反対にコーヒーとタバコでは一日のスタートからマイナス2です。膀胱が弱い方は寝る二時 間前の水分は控えた方が良いでしょう。

〜 水、みず、ウオーター 〜 著書「メンタルメンテナンス」より